時間を忘れるくらい何かに没頭することってありますよね。
勉強に関していうと、私の場合2つのパターンがあります。
- 調べだすと関連する項目に次々と興味が湧いてきて、どんどん調べたくなる(楽しいフロー状態)
- 1つ調べるとさらに分からない言葉が次々と出てきて、どんどん混乱していく(頭搔きむしり状態)
先週は有給休暇をとって、がっつり化学の勉強を進めるつもりでした。
が、ちょっとした疑問でつまづき、完全に後者の悪い状態にはまってしまいました。
きっかけはエステル結合の反応式を書いていた時に感じていた少しの違和感からでした。この違和感の正体がまず分からず、悶々と反応式を書き問題を解くこと丸1日。やっと、この違和感は「エステル結合はどこで切れるのか」という疑問からくるのだと分かりました。そこからエステル結合の反応機構を調べるのにさらに1日費やしました。
でもここまで時間をかけても、分かるようでやっぱり分からない…それどころか分からないことがどんどん増えていく…
この時点で質問を送らせていただき、解説と考え方の参考になるサイト等を教えて頂きました。頂いた回答をもとに自分で手を動かして何度も反応機構を書いてみて、ようやく「そういうことか」と納得できました。
普段ズボラな性格なくせに、たまに変に完璧主義になり沼にはまっていく、という自分の悪い癖が出てしまったなぁと思います。
そして分からないことに対して焦ってしまい、追い込みすぎて余計に理解できなくなる、という面も確かにありました。
管理人さんに言われてやっと、「ゼロから勉強しているのだから、分からないのが当たり前。一つずつ淡々と調べて知識をつけていこう」と冷静になれました。
回答ビデオの中で印象的なお話がありました。
「我々が目指しているのは巻網漁である」
知識の網を広げて、魚をたくさん採らなければならない。
時間がかかっても細かい網目を縫い、網を広げていく地道な作業を忘れないようにします。
ただし私の場合、変な方向に網目をつないで網がどんどん絡まってしまうこともありそうなので、思い詰めすぎないようにしたいと思います。
とてもイメージしやすかったので、このイラストをトイレに貼りました。
(参照元:https://www.maff.go.jp/j/tokei/census/gyocen_illust2.html)
それからプラトーの成長曲線も、自分が行き詰ったタイミングで改めて見ると今まで以上に刺さりました。
またしんどくなった時に見返せるように貼っておきます。