違和感は成長トリガー

講座では、分からないことをがあったら何度でも質問を送ることができます。また勉強の進め方や今後の戦略なども必要に応じて相談することができます。

これは本当にありがたいことです。ひとりで悩んで行き詰ったり迷走することを回避して、最速で目標にたどり着くためのものなのです。回答を頂けるのはもちろん、質問するという行為自体も学習を進めるうえで大きな意味を持つと思っています。

質問するのは勇気がいる行為です。恥をかくこともあるかもしれません。
ですが、自分の思考を言語化して人に伝える行為、それに対しての反応、フィードバック、そこから自分がどう感じ考えるか。このプロセスによって知識が強烈な印象を持って脳の中に定着するのです。恥ずかしかった経験ってずっと覚えてたりしますよね。これは英語学習にも共通していて、「成長度はどれだけ恥をかくかで決まる」とも言われています。

勉強を始めてしばらくの間は、わたしは質問自体が思い浮かばない状態が続いていました。

これは自分にとってはよくない兆候だと思っていました。なぜなら、質問が思い浮かばないのは、以下のような理由によるものだからです。

・「フーン、そうなんだ」と、ある意味素直に受け止めて流してしまう
  (=思考停止、受け身) 
・そもそも引っかかるフックがない
  (=知識不足)
・「あれっ?」という引っかかりを感じてもうまく言語化できず、やっぱりそのまま流してしまう
  (=アウトプット能力の欠落)

そんな中、昨日勉強した「不飽和炭化水素」について、ちょっとした引っかかりを感じる部分がありました。

もちろんその段階ですぐに質問するのはよくありません。自分なりに考えて調べる努力をすることが大前提です。わたしもいろいろ検索したのですが、モヤモヤが解決しません。ということで、ついに質問を送らせて頂きました。

そして翌日。回答ビデオの中で話されていたことは、わたしの想像をはるかに超えた内容でした。

質問への回答はもちろん、学習の進め方から知識と向き合う姿勢、生き方にまでつながる深いものでした。

学習の進め方に関しては、勉強を進める上で感じた違和感について、仮説を立て、調べて知識を補充しながら勉強を発展させていく方法について、とても具体的な説明がありました。

不飽和炭化水素についてのちょっとした疑問から、不飽和度が増したらどうなるのか、二重結合が増えたらどんな性質を持つのか、その性質はどんな製品に応用されているのか、流動性とは?生化学とは?生体膜とは?シグナル伝達とは?・・・と化学の域を超えてバイオや細胞学にまで、無限に発展させていくことができる。

これが一生かけて続く勉強というものだ。果てしなく続くもので、完成なんてない。

サグラダファミリアのように、どんどん形を変えて展開して発展していく。

そんな勉強を楽しめる人間になれたらどんな景色が見えるんだろう。

今のところわたしにとって勉強は大変なものですが、そんな人になれるように努力したいと改めて思いました。

ありがとうございました。

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