講座ビデオ4514,4515で頂いたコメントを受けて、今週は予定を変更して以下について考えていました。
- 本業のどの知識を翻訳学習にどう掛け合わせ、どのように相乗効果を生み出すのか
- それによってなにを目指すのか
講座を始めてから特許翻訳者になることしか考えていなかったのですが、ここでゴールを設定しなおしたほうがいいと思いました。
ここで「ゴール地点」としているのは、一旦は受講終了時です。
講座開始前に書いた「受講にあたって」では、「特許翻訳者となりプロとして稼働できるまでの実力をつけたい」と書きました。
その気持ちは変わっていません。
でも、ゴールはそれだけではない。
ほかにもやることがあります。
そしてそれは今の自分の状況だからこそできること。
・・・ということで、今週は化学の勉強をやめて、上記の問いについて考えをブレイクダウンする作業をしていました。
- 自分のキャリアと手持ちのカード(持っているもの)の棚卸し
- 今の本業で必要とされるスキル
- それらが翻訳学習とどうつながるのか
- 現状の課題
- これからの行動計画
と、ここまで書いてみて気づいたのです。
「これってCVを書くための作業と同じでは?」
講座ではまずはじめにCVを書くように、と言われていました。多くの先輩受講生もそうしていたと思います。
でも私は、CV作成作業を後回しにしていました。化学と物理の勉強を終わらせるのに半年はかかると見込んでいたので、ひとまず化学と物理に専念しようと思っていたのです。
それに正直、CV作成から逃げていました。よく分からないし、書ける気がしないし・・・
でも、ここで自分のスキルの棚卸し、目指すものを決めるタイミングが来ました。
それなら今、CVを書いてしまったほうがいい!きっと気づきもあるに違いない!という思いに至り、
CV作成へ向けてやっと重い腰を上げました。
まず「得意分野をどうするか」ということですが、
自分の専門である「建築」に関わる技術とすること、これはもう決めていました。
でも、ひとくちに建築といっても、ものすごく幅が広いんですよね。
都市計画、敷地計画、建物レイアウト、意匠設計、構造設計、機械設備、電気設備、施工技術・・・
その一つ一つにさらなる専門分野が細かくぶら下がっています。
そこでまず切り口として、持続可能つまり「サスティナブルな建築」をテーマにマインドマップを作成してみました。
これは現在でも、今後も、建築技術の大きなテーマであると考えたからです。
これでも正直、分野を広げすぎたな…と今日一日かけて作成したマインドマップを眺めて思います。
でも見えてきたものもあります。
わたしの書いた持続可能建築へのアプローチは、デザイン・建築材料・機械・ITと幅広い分野に渡っているのですが、
中でもわたしが興味を持ったのは、「建築材料」でした。
下にマインドマップを残しますが、四角で囲ってある項目が、「建築材料」に関する内容です。
2つに色分けしてみました。
- 緑の枠=「化学系材料」
- オレンジの枠=「生物工学系素材」
生物工学関連素材については、今のところあまり知識もありませんし、本業と関わりが深いわけでもありません。
なのでここを削って「建築に関わる化学材料」とすれば「CVにアピールできる的」がある程度絞れるのかなとは思います。
ただ生物工学系素材には魅力を感じています。
化学系と比べて実用事例も少なそうなのですが、これからの分野とも言えそうです。
あと個人的に「発酵・微生物」が気になっていることもあり、なんとか「発酵」と「建築」が結びつかないか、と思って無理やり落とし込んだ項目もあります。(ChatGPTも困っていたかも)
いくつか興味深い研究も見つけたので、もう少し調べていつかブログ投稿したいと思っています。
今日拾い上げた建築材料項目に関して、明日は特許明細書を読みながらCVへの落とし込みを進めていきたいと思います。